逆行した悪の令嬢は愛機を解放したい
強きこそ最も価値があり弱きを駆逐することこそ正義として数多の星々を滅ぼしてきた遊宙民族テロル人の中、序列10位に位置付けられるメディナは、雑種の皇帝の地位を簒奪することを目論み強い武器を求めていた。
いつものように他星に侵攻している最中に、自分の星を単騎で滅ぼした兵器・ルシフェルに目をつけ、彼の母星を滅ぼした理由である仲間の命の安寧と引き換えに彼を自分の武器とする。搭乗者と神経を通して『感情』を共有し強大なエネルギーを生み出すことのできるその機能を駆使して彼女はルシフェルと共に序列上位のテロル人を狩っていく。皇帝の首にすら手が届くと夢見、その牙を向かわせるも圧倒的な実力差から敗北。肉体の半分が損壊し薄れゆく意識の中、愛機が皇帝に無残にも踏み潰されるのを目の当たりにしながら
『私が利用しなければ、こいつはこんな風にならなかったんじゃ』
と彼女が思った瞬間、
彼女の精神はルシフェルが母星を破壊した瞬間まで逆行してしまっていたのだった。
その日から、メディナの’ルシフェルが絶対死なない世界を作る’計画が始まった。
本文55p
サークル: ストレンジコケットリー
ジャンル: 処女 触手 巨乳 ロボット 異種姦 女性向け 成人向け 悪役令嬢