【お気軽小説】未経験だと同期の美女にからかわれたので経験済と?をついたら自宅に押しかけてきたけど彼女も未経験だった
【小説・ノベル】
主人公・豊橋宏武には美人の同期である飯田環希がいる。
部署は違うが同期のよしみか、ちょくちょく話しかけられる・・・というか、からかわれているのである。
それは宏武が恋人がいないネタである。
環希が「彼女にしてもらったら?」と言うと「彼女はいないっつーの!」と返すのが通例なのだ。
そんな二人を見て夫婦漫才という社内の人間もいる。
ある日、宏武の部署の飲み会が行われていたが、ゲストとして環希も呼ばれていた。
男の先輩たちと飲んでいた宏武は下ネタ暴露の話になった時に、酔った勢いで自分は『未経験』であることを暴露する。
そして、それを環希が聞いてしまうのだった。
翌日から環希は宏武との掛け合いの最後に「未経験だもんね」を付けるようになったのだ。
経験者であろう環希から未経験と言われ続けた宏武は、つい「経験を済ませた」と嘘をついてしまう。
それを聞いて、『経験を済ませた=彼女がいる』と思い込んだ環希は、なぜか宏武の家での宅飲みを強引に進めた。
本当に宏武の家に来た環希は、彼女の痕跡を探し始める。
そして、「初体験どうだった?」と宏武に聞いてきたのだ。
嘘ゆえに言いよどむ宏武を見て、環希は「ちゃんとできなかったんだ?だっさー」と言ってしまう。
それを聞いて宏武はまた嘘を重ねてしまう。自分はテクニシャンだと。
すると宏武は環希に押し倒され、「じゃあ、やってみてよ」と言われてしまう。
結局、宏武は何もできなかった。
そんな状況の時に、二人はついよろけてしまい事故キスをしてしまう。
そして環希は浮気にならないのならハグしてほしいと言ってくる。
ハグもできない宏武を見て、「やっぱり真面目な豊橋にこういうのは無理か」と環希から言われてしまう。
そこでようやく宏武は全てが嘘だと打ち明けるのだった。
それを聞いて環希は泣いてしまった。今まで切ない想いをしてきたと。
そんな環希を抱きしめたいと思ったが「やったことがないから初めてだけど・・・」と言うと、「二人とも初体験だね」と環希が言ってきたのだ。
そう、環希もお付き合いが今までなかったのだった。
「付き合いたいと思ったのは豊橋が初めて」と言われ「よろしくおねがいします」と返して二人は無事に付き合うことになる。
ただ、環希はやる気満々で、そのために宏武の家での宅飲みをセッティングもしたという。
「未経験で知らないことばかりだから気楽にやろう」ということで意気投合した二人は熱い夜を過ごすのだった。
しかし、環希は元々肉食系の要素があるのか、次から次へと求めてくるのだ。宏武も付き合うがその結果は・・・
サークル: さのぞう
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